がん研究を支援するための募金を呼び掛けながら県内各地を走るイベント「生命の駅伝」が5月12日から始まり、27日には20人ほどの市民ランナーが伊賀地域の約26キロを走り、募金箱を設置した医療機関や公共施設を回った。【ハイトピア伊賀前をスタートするランナー=伊賀市上野丸之内で】

 がんで右足を失うも、がん治療の研究資金を募るために走り続けたカナダの青年の遺志を継いだ「テリーフォックスラン」が1995年に松阪市でも始まった。11年前に「生命の駅伝」と名称を変え、県内全域や和歌山県の一部にもコースを広げている。

 ランナーは「命」と書かれた黄色の旗をリュックに掲げ、がん研究支援の募金を呼び掛けるとともに、医療機関などに設置された募金箱をたすきに見立ててつないでいく仕組み。昨年は約260万円が集まり、三重大学医学部附属病院や和歌山県立医科大学へ寄付されている。

【ランナー代表に募金箱を託す岡本市長(左)】

 この日は午前9時ごろから伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀前で出発式があり、岡本栄市長は「2人に1人ががんとなる可能性がある時代で、他人ごとではない。25年もの間、研究活動を頑張って頂くサポートしていただき、とてもありがたい。未来につなげていって頂きたい」と実行委員やランナーらを激励した。

 同9時すぎにスタートしたランナーは、募金箱が設置された伊賀市役所、県伊賀庁舎、上野総合市民病院、名張市役所、寺田病院を巡り、ゴールの名張市立病院を目指す。