多目的広場やゲートボール場を備えた名張市新田の市有地「みはたメイハンランド」で、約20万本の菜の花畑が見頃を迎えた。一面に広がる黄色のじゅうたんが訪れた人の目を楽しませている。【咲き誇る菜の花と、そばを走る近鉄電車=名張市新田で】

 畑は広さ約6千平方メートルで、住民らで組織する美旗まちづくり協議会の田園ミュージアム部が管理。5年前から夏にヒマワリ、4年前から春に菜の花を栽培している。今回は昨年10月に同部の約10人が機械などを使って7キロの種をまき、今月に入り一斉に開花した。

 同部長の朝野陽助さん(65)によると、見頃は4月25日ごろまで。「菜の花の栽培は、地区の自然や歴史文化を生かしながらまちづくりを進める取り組みの一つ。この機会に足を運んで頂けたら」と観賞を呼び掛け、近所で農業を営む萩森尚さん(78)は「今年は特に見事。花を電車と一緒に撮るカメラマンもよく来る」と話した。

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