高校生らの視点で地域の魅力を発信してもらおうと、名張市は写真共有アプリ「インスタグラム」を活用したフォトコンテスト「隠(いん)スタグラム」の作品募集を始めた。【ポスターやチラシを紹介する名張高と名張青峰高の生徒会メンバー=名張市東町で】

 今年初めて市の地域活力創生室が企画。コンテスト名は、名張の古い地名「隠(なばり)」にちなんだ。

 企画には昨年10月から名張高校(同市東町)と名張青峰高校(同市百合が丘東6)の生徒会メンバーが参加し、テーマや賞品の内容など、アイデアを出し合った。実施を呼び掛けるチラシは名張高、ポスターは名張青峰高の生徒がデザインしたほか、PR映像を名張高放送部が製作した。

 2月12日には名張高に両校の生徒5人が集まり、報道関係者にコンテストへの思いなどを語った。

 名張青峰高2年の森謙心君は「当たり前に生活している街を、再確認できれば面白い」と話し、名張高1年の小野蓮さんは「友人に参加を勧めると『やってみたい』と乗り気だった」と話した。両校とも、全校集会でコンテストへの参加を生徒に呼び掛けたという。

 テーマは「自然・風景・観光地」「青春」「自由課題」の3部門があり、市内で撮影された写真が対象。各テーマ1人2点まで応募可能で、両校のほか近大高専に通う人、同市在住で市外の高校・高専に通う人が応募可能だが、保護者の同意が必要。締め切りは3月10日まで。

 応募方法は、市の公式アカウントをフォローし、コメント欄に「#隠スタグラム」「#(各テーマ)」などハッシュタグを付けて写真を投稿した上、市のアカウントにダイレクトメッセージで氏名、学校名、学年、性別、連絡先、撮影場所を送る。市のアカウントへのダイレクトメッセージや地域活力創生室へのメールで写真を投稿する方法もある。

 応募の中から審査を行い、最優秀賞1点、優秀賞各テーマ1点、隠スタ賞各テーマ2点を選ぶ。結果は3月下旬に市のホームページと市の公式アカウントで発表。受賞者には副賞として、1万円から2千円相当分の地元の特産品を贈る。

 問い合わせは同室(0595・63・7782)へ。

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