忍者の手裏剣をモチーフにした新しい競技「手裏輪(しゅりりん)」。それを広げようと伊賀市で発足した「手裏輪研究会」(川上仁一会長)が、誰でも楽しめる新しいスポーツとして普及活動に力を入れている。【練習する参加者(提供写真)】

 手裏輪は被災者支援などに取り組む同市のNPO法人「三重のこころ」が2016年に考案した「忍者わなげ」がベース。個人、または4人1組の団体で、直径約20㌢の手裏剣の形をした合成ゴム製の輪を、3㍍離れた板についた5本の棒に投げ、かかった数などで点数を競う。

 同研究会は忍者文化の発信などに取り組む市内の団体の代表らで昨年11月に発足。現在、毎月第1月曜の午後7時から同9時と第1火曜の午前10時から正午まで、同市ゆめが丘1丁目のゆめドームうえので競技の指導や体験会などをしている。

 今年2月には正式なルールブックが完成予定で、更に年内に同所で初の日本選手権大会の開催も予定している。

 また、競技人口を広げるため、市内外の幼稚園や小学校などへ用具を貸し出したり、指導に訪れたりすることなども計画しているそうだ。

 三重のこころの代表で、同会事務局長の森下茂治さんは「日本を代表する忍者スポーツとして広く市外、県外、海外への普及を目指している。体験会の時間外でも練習できるのでぜひ気軽に来てください」と呼び掛けている。

 問い合わせは同研究会(0595・24・1177)、または森下さん(090・3257・6044)へ。

2019年1月26日付740号2面から

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