10月19日から始まる国指定重要無形民俗文化財の「上野天神祭のダンジリ行事」を生かした地域活性化として、9基のだんじりをラベルにした伊賀酒が、同日から祭り会場を始め、伊賀市周辺の酒販店や飲食店で販売される。【だんじりラベルの伊賀酒を手にPRする関係者=伊賀市役所で】

 この事業は、上野天神祭のダンジリ行事がユネスコ無形文化遺産に登録された記念として実施した昨年に続いて2度目。地酒は市内の蔵元7軒が提供し、組み合わせは巡行順を決める方法にならってくじで決めている。

 昨年は約1年間に計2444本が売れ、蔵元と酒類卸の10社でつくる同事業実行委員会がダンジリ行事を維持保存する「上野文化美術保存会」の八尾光祐会長に収益の一部を寄付した。福井寿仁委員長(47=福井酒造場社長)は「上野天神祭のPRと伊賀酒の購買機会を増やすのを目的に始めた応援事業。伊賀の蔵元はそれぞれ特徴があり、飲み比べを楽しんでもらえたら」と話した。

 価格は税別で1本600円(300ミリリットル入り)。ケース付きの3本セットは同1920円で販売する。

 問い合わせはまちづくり伊賀上野(0595・51・5504)へ。

 だんじりのラベルと酒造元は次の通り。

▼福居町「三明」=三重錦(中井酒造場)
▼鍛冶町「二東・月鉾」=るみ子の酒(森喜酒造場)
▼西町「花冠」=半蔵(大田酒造)
▼魚町「紫鱗」=黒松翁(森本仙右エ門商店)
▼小玉町「小蓑山」=福の聲(福井酒造場)
▼中町「其神山・葵鉾」=福の聲(同酒造場)
▼向島町「鉄英剣鉾」=俳聖芭蕉(橋本酒造場)
▼新町「薙刀鉾」=半蔵(大田酒造)
▼東町「桐本」=若戎義左衛門(若戎酒造)