かけ算や割り算を始め、複数値の足し算引き算を暗算する、全国珠算教育連盟の暗算検定10段に合格した、名張市立桔梗が丘南小6年の池田真夢さん(11)。8月28日に亀井利克市長を訪問し、合格の報告をした。【合格証を手に報告する池田さん=名張市鴻之台1で】

 検定は7月22日に名張中学校で乗暗算、除暗算、見取暗算の3種目で行われた。制限時間3分で各200点満点(40問)中、全てで190点以上を取ると10段を取得できる。今回の受験者は全国で5441人、うち18人が合格という狭き門だったという。

 池田さんは同市桔梗が丘1の竹島珠算簿記教室(竹島正記校長)に4歳から通っており、26日に市内で行われた、名張地区珠算競技大会のフラッシュ暗算競技小5から6年の部門と総合競技小6年の部門でも優勝した実力者。暗算10段の検定には10度目の挑戦で合格を果たした。

 兄、駿真君(15)の影響もあり同校に通い始めたという池田さんは、水曜以外の毎日2時間を同校で、家でも1日30分練習を積んできたといい「何度も苦労して練習してきた。兄からも『字を奇麗に』『緊張せずに』とアドバイスをもらった。合格してうれしい」と笑顔を見せた。

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