伊賀・名張両市教育委員会は7月31日、小学6年と中学3年を対象にした2018年度全国学力・学力状況調査(全国学力テスト)の結果をそれぞれ公表した。全国平均との比較で、伊賀市は小6が昨年度と同じで全て「ほぼ同じ」、中3が国語Bと数学B、理科が「やや低い」だった。名張市は小6が昨年度に続いて全ての項目で下回り、中3は国語B以外で上回った。【2018年度学力テストの平均正答率】

 全国学力テストは4月17日に3教科5項目で実施。理科は3年ぶり。伊賀市は小学校21校の計696人、中学校10校の計685人、名張市は小学校14校の計646人、中学校5校の計632人が受けた。両市の場合、平均正答率は文部科学省が提供した小数点以下を四捨五入した整数値を公表している。

 伊賀市の場合、整数値と併せて全国平均との差異が2ポイント前後以内を「ほぼ同じ」、2ポイント超前後から5ポイント以内(昨年度は2ポイント前後超から10ポイント以内)を「やや高い、やや低い」と独自の基準で表記。小学6年の結果では、3年前に現中3が受けた時と今回では国語A以外の4項目が「やや高い」から「やや低い」などに下がった。

 伊賀市教委は「小学校は振り返りなどこれまでの授業改善の取り組み成果が出ている。中学校は昨年度より向上し県平均にかなり近づいてきたが、国語と数学ともに応用問題の克服に一層取り組んでいく必要がある」と話した。

 名張市の場合、小6は全ての項目で全国、県の平均を下回った。中3は全ての項目が県平均を上回り、国語Bは全国平均と比べて0・3ポイント低かった。

 また、中3が小6時点で受けた同調査の結果との比較では、国語B以外は「全国比での伸びが見られた」と評価。市教委の担当者は「義務教育の9年間で教育していく、市の方針として一定の成果が得られているのではないか」と話した。