名張市の名勝・赤目四十八滝を訪れた観光客の動向を調査し、観光戦略として活用するため、同市赤目町長坂の日本オオサンショウウオセンター前で、名張高校3年生の生徒らが、アンケート調査を始めた。29日まで、毎日午前10時から正午まで行う。【観光客に聞き取りを行う浅石さん(左)=名張市赤目町長坂で】

 同校のマーケティング授業を担当する、山口剛教諭によると「生徒たちにも実際に外にでて調査を行ってもらいたい」と市へ交渉し、観光交流室の協力も得て、授業の一環として初めて実現したという。

 受講する3年生10人が、順番に1週間かけ調査。「どこからきたのか」「どこで赤目四十八滝を知ったのか」など10の項目を聞き取りする。

 2日目となった24日には、浅石穂香さん(17)が山口教諭と一緒に観光客に声を掛けていた。2時間で20から30人程度の人がアンケートに協力をしたといい「最初は戸惑ったが、後半は楽しくできた。話を広げていくこともできるようになってきた」と笑顔を見せた。

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