伊賀市は7月6日、大雨警報の発令を受け災害対策本部を設置し、午前7時10分に諏訪と三田、新居地区の全域、府中と島ヶ原地区の一部計7723人(3247世帯)に避難指示を出した。

 同対策本部によると、梅雨前線の影響で同市島ヶ原の累積雨量が午前9時の時点で150ミリに達した。避難所は、諏訪地区市民センター▼三訪小▼新居小▼府中小▼府中保育園▼旧佐那具保育所▼前田教育会館▼島ヶ原小の8か所開設し、前田教育会館に80代の男性1人と70代から80代の女性3人の4世帯4人が避難していたが、午前10時40分には全員帰宅した。午後からは新居小に70代の女性1人が避難している。午後6時前には避難者がいない府中小と旧佐那具保育所を閉鎖した。

 公共交通機関ではJR草津線の柘植‐草津間とJR関西線の亀山‐加茂間が運転を見合わせている。市内の公立小中学校は通常授業を行っている。市役所本庁1階の出納室や市民生活課で一時、約5センチの床上浸水があったが、正午までに排水作業が完了した。

 名張市も6日未明に災害対策本部を設置したが、午後5時10分に廃止された。

(6日午後7時20分追加)

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