「一つの道を究めれば他の事にも通じる」という「一道万芸通」をモットーに稽古に励む「上野少年剣道教室」。青少年育成のため、45年以上前に結成された。【稽古に励む教室生=伊賀市上野丸之内で】

 現在は小学3年から中学3年までの16人が所属。上野高校武道場で週2回活動し、松谷隆弘代表を含む4人が基本と礼儀に重点を置いて指導する。「信条三則」「剣道5原則」「6つの心得」を唱和してから稽古を始めるそうだ。

 指導者の一人、東山則幸さんは「剣道を通してしっかり生きていけるように」、元教室生で保護者会会長の大薮章一さんは「剣道から自尊心を持つことの大切さを学び、自分と向き合えることができる」と話す。

 4月に津市であった「三重県道場少年剣道大会」ではAチームの5人が上位入賞し、7月24日(火)から東京・日本武道館で開かれる全国大会に出場する。16年前に中学生チームが出場したが、小学生は初めてだという。

 大将を務める大薮篤人君(11)は「強いチームの技術を覚えてくる。一本取って勝ち進みたい」と大会を楽しみにしている。東山さんは「普段通り力を出し切り、大会を通してさまざまなことを学んできてほしい」と話す。

2018年6月23日付726号3面から

- Advertisement -