関西から火がつき、じわじわと人気を集めているという、バッグチャームなどに好まれる長さ15㌢ほどの人形「ルルべちゃん」。伊賀市在住の長島世麗奈さん(26)は、認定講師の資格も取得するほどすっかり魅せられている。【ルルベちゃん人形を紹介する長島さん=伊賀市で】
小さいころから図工が得意で、手作りが大好きだったという長島さん。樹脂粘土で作ったオリジナルの忍者ストラップを販売するほどだったが、昨秋SNSで見つけたルルべちゃん人形の可愛さに目が離せなくなった。早速、お気に入りの一体を購入。講師の資格があると知り、12月に講座を受け、ルルベちゃん本部認定の講師資格を取得した。

人形は、針や糸を使わず、ベースとなる本体に、好きな布や毛糸などのパーツで着飾る。髪型やアクセサリーも作者のセンスで飾り付けるため、個性豊かな人形が誕生する。

「せっかく伊賀に住んでいるから」と、組みひもを使って忍者姿の人形も作る。手裏剣や刀を持ったものもあり、「次はどんな人形を作ろう」と考えるのが楽しくて仕方ないそうだ。自身のニックネームから名付けた「Sesemade」という作家名でインスタグラムも開設している。

完成した人形は市内の飲食店で委託販売しているといい、「伊賀にまつわるものを作ることで発展にもつながればいいし、ルルべちゃんも広まればうれしい」と長島さん。今後は講師の資格を生かして、活動の場を広げていくそうだ。

2018年3月24日付720号1面から

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