近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)で3月29日、昨年11月に着工した武道館の竣工式があり、近畿大学関係者や教職員、工事関係者ら約30人が施設の完成を祝った。【型の演武を披露する柔道部員=名張市春日丘で】

同高専が熊野市にあった2011年以前は武道場を備えていたが、名張市への移転後に使用している皇學館大学旧名張学舎の施設には無く、体育の授業や、武道系のクラブ活動は、体育館や普通教室などを利用してきた。

【写真2枚目=完成した武道館の外観】

柔道場、剣道場と倉庫を備えた武道場は、体育館に隣接した学校敷地の東端にあり、鉄骨造平屋建て、延床面積は約600平方メートル。この日の竣工式には、同大学の清水由洋理事長らも出席し、柔道部の男子学生2人が投げの型の演武を披露した。

同高専の村田圭治校長は出席者に向けて「熱望していた武道館が完成し、武道のクラブも、体育館で活動する球技系のクラブも、ともに満足度の向上につながる。実績のあるクラブも多く、これからも文武両道の技術者教育を進めていきたい」とあいさつした。

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