180209_20.jpg 名張中古住宅流通促進協議会(森孝司会長)がこのほど実施した、中古住宅を改築するための設計コンペで、近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)4年の山崎信乃さん(18)=大阪市在住=が優秀賞に選ばれた。この設計を基に、実際に名張市内の空き家が改築され、完成後に販売される予定。【自身が設計した模型を解説する山崎さん=名張市鴻之台で】

 市内で空き家の流通促進やコーディネートなどに取り組む同協議会では、将来的な技術者育成などを目的に、学生を対象としたコンペを初めて企画。同高専都市環境コースで建築・設計を学ぶ学生に呼び掛け、昨年の夏休みなどを利用して模型や完成予想図を仕上げた山崎さんら3人がプレゼンテーションを行ったという。
 山崎さんが「木漏れ日」と名付けた作品は、同市美旗地区にある築30年ほどの木造2階建て住宅を題材にしたもの。田園風景が広がる場所ながら開放感が低く、通風も良くなかったため、大きな窓や吹き抜け、中庭などを設ける構造にしている。
 2月8日に市役所での表彰式に出席した山崎さんは「リノベーションの設計は初めてで、どこまで手を加えるか悩んだが、開放感のある家にしたかった。(自分が暮らす)大阪にはない自然環境の豊かさを感じられるつくりになったと思う。新しくなった家には長い間住み続けてもらえたら」と思いを話した。