180122_11.jpg 名張市赤目町柏原の水田が広がる一角に、このほど約1万平方メートルの広場が整備された。「地域住民が気軽に使用、交流できる広場にしたいとの思いで、仮に『赤目ゆめ広場』と呼んでいますが、これから名称を公募したい」と語るのは、赤目青年会の堀内宏則代表(33)と書記の重森洋志さん(41)。【整備した広場に集まる地域住民たち=名張市赤目町柏原で】


 同会は2015年6月に堀内代表らの呼び掛けで立ち上がった。地元を盛り上げるために、20代から40代の仲間でできることはないかという思いからだ。集まったのは10人程度。思いを実現するため、地元のイベントに積極的に参加した。

 同年8月には赤目まちづくり委員会主催の夏祭りに参加。メンバーの調理師が地元の食材を使い、カレーの出店で腕を振るった。秋の市民センター祭りでは、各区の神楽保存会に呼び掛け、初めて神楽競演会を企画。保存会同士の交流が図れ、子どもたちの関心を集めたという。

 更に独自の活動として、夏には赤目四十八滝キャンプ場に地元の子どもら80人を集めたバーベキューパーティーを開催。伝統行事、伊賀一ノ井松明講の調進行事や二月堂への奉納にも参加した。現在、メンバーは女性10人を含め30人にまで増えている。

 一昨年、同会はまちづくり委員会の正式な組織として位置付けられた。「安心安全で、世代間交流のできる場所を作る」という地域ビジョンに会として主体的に関わってほしいという同委員会の亀本和丈会長の働きかけもあり、広場づくりに本格的に取り掛かることになったという。

 広場の敷地は同委員会が確保。昨年4月から、青年会を中心に、委員会関係者や老人クラブ、グラウンドゴルフ同好会、消防団など延べ200人を超える住民が、草刈りや石拾いに汗を流してきたが、このほど業者による最終的な整地作業が完了した。

 「園児や児童の遊び場、高齢者の健康増進の場として活用するだけでなく、今まで開催していなかった地域の運動会の会場にならないかも検討中」と夢を語る重森さん。

 堀内代表は「私自身、地域の人に育てられたという思いが強い。先輩が後輩にファーストネームで声を掛け、叱られたりしながら成長していく。これからの子どもたちには、そんな環境の中で育ってほしい。『老若男女、赤目は一つ』を合言葉に、住民同士の交流や機会づくりの仕掛け役を果たしていきたい」と決意を語った。

2018年1月13日付715号10面から