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 三重ブランド「伊賀牛」のチャンピオンを決める2017年度伊賀産牛共進会が11月17日、伊賀市千歳のJA全農みえ伊賀家畜市場で開かれた。最高位の名誉賞には同市上友生の澤俊雄さん(75)が出品した「ことぶき4の3」号が選ばれた。【名誉賞に選ばれた「ことぶき4の3」号と山田さん】

 共進会の主催は伊賀産肉牛生産振興協議会で、伊賀牛の肥育技術やブランド力の向上、生産振興を目的に毎年開かれている。17年度は伊賀・名張両市内の肥育農家28戸のうち、17戸から計26頭が出品された。
 ことぶき号は体重760キロ、体高133センチ、胸囲237センチ。審査委員長で県畜産研究所の岡本俊英主幹研究員は「骨格に対する肉付きが良く、尻や腰、背中にかけてバランスもいい。背から胸までの長さ『深み』が抜群で、文句なく名誉賞」と評価した。
 チャンピオン牛を出品した澤さんの娘婿、山田修也さん(47)は肥育を手伝い始めて5年目で、以前は整備士として自動車販売会社に勤めていた。審査結果を聞いて「義父名義の牛としては今年が最後なのでとてもうれしい」と受賞を喜び、「牛舎やノウハウを無くすのはもったいなくて跡を継いだ。究めるのは難しいが、育てるのは楽しい」と話した。
 表彰式の後にあった競りでは、名誉賞のことぶき号が税込みで292万6800円の値を付け、昨年より約75万円高く落札された。26頭全体の落札額は平均151万9851円で、キロ単価は2041円だった。
 全農みえによると、伊賀牛の定義は会員が飼養管理する黒毛和種で未出産の雌であること、最長肥育地が伊賀地域で1年以上であることとしている。出荷数は年間約1400頭で、多くは地元で販売している。