171109_3.jpg 名張市八幡の自動車部品製造「ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン」が、11月8日、伊賀市緑ケ丘西町の県立伊賀白鳳高校(村田武俊校長)に自社で長年使用してきた金属加工設備を寄贈した。【寄贈した旋盤の隣に立つ三島社長(右)と村田校長=伊賀市緑ケ丘西町で】 

 贈ったのは切削加工に使う汎用旋盤(高さ1・2メートル、幅3メートル、奥行き1メートル、重さ2トン)。1979年から現在まで工場内設備の整備に役立ててきた。設備更新に伴い処分を検討したところ、地元の教育に役に立てられないかと、機械科がある同校に提案した。
 旋盤は今後、生徒たちが検定試験に向けた実技授業に活用するといい、同科の福島祐之教諭(58)は「これまで台数が少なく、練習時間が限られていた。生徒も喜んでくれる」と話した。
 同社の三島邦彦社長(48)は「旋盤加工はものづくりの下支えとなる技術。長年使ってきたものを子どもたちに送るのは、たすきを渡すようで誇らしい。眠っている資産を地域のために活用する機運が伊賀地域で広まってほしい」と話した。