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 誰もが利用できる折り畳み式の縁台「バッタリ床几(しょうぎ)」の完成記念式が4月5日、伊賀市上野丸之内の百五銀行上野中央支店(矢原秀男支店長)前であった。2016年度は市内の店舗や神社など10か所の設置が完了している。【完成した「バッタリ床几」に触れる岡本市長=伊賀市上野東町で】

 町屋の軒下などで見かけることがある「バッタリ床几」は、折り曲げた脚を起こして利用する。今回の設置は伊賀市に交付された「みえ県と緑の県民税」の一部を活用し、伊賀上野観光協会(廣澤浩一会長)が市内を散策する観光客や住民へのおもてなし用に整備した。
 16年度は約100万円の予算で市街地に8か所、島ケ原地区と阿山地区にそれぞれ1か所設置。大きさは幅180センチ、奥行約44センチで、布引地域住民自治協議会(福岡政憲会長)が地元産ヒノキの間伐材で製作した。
 同協会などによると、18年度までの3年間で市内に計30か所設置する予定。完成記念式で、背もたれや座面の裏に焼き印を押した岡本栄市長は「街の中で少しほっこりできる場所ができ、ありがたい。開催中の伊賀上野NINJAフェスタや秋の上野天神祭で訪れた観光客や地元の方が休憩に利用して頂けたら」とあいさつした。
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