170211_11.jpg 東大寺二月堂のお水取り(修二会)で使われるたいまつを作る「松明(たいまつ)調整行事」が2月11日、名張市赤目町一ノ井の極楽寺で行われ、地元住民や高校生ら100人以上が、山から木を切り出してたいまつ作りに汗を流した。【皮をはいだ木を割る参加者=名張市赤目町一ノ井で】youtube.jpg

 地元の「伊賀一ノ井松明講」(清水重達講長)が、お水取りの行われる毎年3月12日に、翌年使うたいまつを寄進しているもので、700年以上の歴史があるとされる。近年は講員の高齢化などもあり、名張青年会議所のOB組織「春を呼ぶ会」や地元の高校生など、若い力も加わって伝統が守り継がれている。
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 この日は朝から、同寺南方の通称「松明山」から樹齢100年ほどのヒノキを切り出し、法要を営んだ後、長さ36センチの丸太にしてなたなどで皮をはぎ=写真2枚目、板状に加工していった。昨年も調整作業に参加した、名張高2年でサッカー部に所属する東侑星君(17)は「大事な行事・作業に関われてうれしい。これから先も後輩たちが頑張ってくれると思う」と話した。
 3月12日には、講員らの一行が早朝に同寺を出発して徒歩で奈良県境を越え、東大寺までたいまつを運ぶ。