170105_1.jpg 名張商工会議所の新年祝賀会が1月5日、名張市南町の産業振興センターアスピアであり、会員や行政関係者ら約200人が地域経済の振興や市の発展などを願った。【商売繁盛を願い鏡開きをする出席者たち=名張市南町で】

 同商議所の川口佳秀会頭や来賓らが祝辞を述べた後、参加者らで鏡割りして新年を祝った。更に同市の乾杯条例や菓子でもてなす条例にちなみ「飲んでだーこ、食べてだーこ、儲けてだーこ」と声を掛けて乾杯した。
 川口会頭は「今年のえとは丁酉(ひのととり)。商売にとても縁起がいいと言われており、名張に元気を取り返し、商売繁盛の年になってほしい」とあいさつ。8万人を下回った市の人口動態や固定資産税への超過課税により「まちなかの疲弊が深刻」とし、「人口減少に歯止めをかけるためにも、人口増加策と経済対策が最重要課題」と強調し、市に対策を求めた。
 川口会頭は、企業や行政などとの連携による産業振興と地域資源を生かした経済活性化として、特産品のブドウを使って販路拡大や観光振興を見込む「ワインプロジェクト」が、事業化目前にまで進んでいることを明かした。
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