ハイキングに絶好の時期
歴史感じさせる名所・旧跡がふんだん
 伊賀地域の身近なウオーキングスポットやコースを紹介するシリーズ「てくてく歩記」。前回に続き、「陽だまり文庫」(伊賀市阿保)が作成・発行した「初瀬街道を歩いてみよう てくてくマップ」のルートに沿い、伊賀市阿保から名張市東部までを歩きました。

菜の花が満開

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 4月26日、伊賀市青山支所前を午後2時前にスタート。恵比寿神社などがある川沿いから旧街道へと進み、右手に大きな常夜灯があるT字路を左へ。左手の小高い森の中には少し広くなった場所があり、「史跡阿保頓宮址」の石碑が立っています。道向かいの田の中にある森の入り口には「垂仁天皇皇子息速別命墓」という看板がありましたが、どうやら立ち入ることは出来ないようです。
 常夜灯まで戻り再び西へ進むと、菜の花が満開になった田が何枚か見えました。青山羽根の集落に入るころ、にわかに小雨が降り始め、傘を手に少し早足に。国道165号との合流地点まで来るころには本降りになってしまいました。

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 国道から再び分かれ、「八丁坂」と呼ばれる道に。旧街道はかつて、この山を越える七見峠を通っていましたが、現在はそこにゴルフ場が造成されています。ゴルフ場入り口から左に折れ、馬場池を見ながらコース沿いに進みました。
 名張市に入り、ようやく雨も小降りになったころ、すずらん台入り口からの道路造成工事の現場が左手奥に見えます。十字路を直進すると、姥ケ芝池のほとりや道沿いには、たくさんのレンゲが花を咲かせていました。

 下小波田の集落に差し掛かり、小波田川沿いを北へ。田植えが近付き、付近の田へもだんだんと水が行き届いているようです。行く先を見ると、雲行きが急に怪しくなり、雷の音も聞こえだす始末。雨が強まり、午後3時半ごろ、新田との境にある前方後円墳・貴人塚古墳の近くまで来たところで一時中断し、諦めて帰りました。この日の歩数は7268歩でした。
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強風の美旗新田を歩く
 5日後の午後、再び貴人塚古墳からスタート。手にしたノートが飛ばされそうになる強風でしたが、東に向かうと追い風になり、背中を押してもらうことが出来ました。新田水路の堤に立つ常夜灯を直進し、上庄田の集落を目指します。
面影残る上庄田

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 旧街道の面影が残る上庄田にも常夜灯が残り、そこから未舗装の道に進むと、廃線となった旧伊賀線の遺構が現れました。小さなトンネルの脇を上がると、かつて列車が走っていた線路跡が、木々と草の間をずっと続いているようでした。
 新田堤に戻り、連子格子の建物も残る街道筋を北西へ進みます。小学校前の公民館の一角には「新田用水の日時計石」と書かれた看板と石がありました。このタイミングでまたも小雨にたたられ、女良塚古墳や美波多神社などへは回らず、再出発から約1時間後、美旗駅に戻ってきました。この日の歩数は2180歩でした。
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 2回に分けて紹介した初瀬街道沿いには、歴史を感じさせる名所旧跡が数多くあります。一つひとつをゆっくり見て回るには、駅を起終点に周辺を散策するのもおすすめです。
 行き帰りの電車では、遠足の小学生たちに遭遇しました。各地を散策したりハイキングに出掛けたりするには絶好の時期ですので、ちょっとそこまで、出掛けてみてはいかがでしょうか。
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