外出・仲間づくりのきっかけに 名張市の一般介護予防事業

名張市役所=同市鴻之台1

 三重県名張市は今年度も、地域の民間事業者と連携した「一般介護予防事業」を進めている。昨年度から内容を更に充実させ、歌や料理教室など新たな企画も加えた。担当する市地域包括支援センターの清水彩華さん(23)は「地域の方が外に出るきっかけや仲間づくりにつながれば」と期待を寄せる。

清水さん

 同市では2022年以降、75歳以上の後期高齢者が65から74歳の前期高齢者を上回っており、介護予防の重要性が一層高まっている。行政だけでは担いきれない部分を地域の民間事業者と進めようと始まった取り組みで、2年目となる。

 今年度は19事業所が参加し、このうち10事業所が新規参加。昨年度の取り組みを知って関心を持ち、新たに手を挙げた事業者も多いという。

選択肢広がる 男性も参加を

 内容は運動や体操をはじめ、園芸、フラワーアレンジメント、手芸、スポーツなど幅広い。昨年度にはなかった内容も加わり、選択肢は更に広がった。

 市が特に重視しているのが「継続性」だ。教室への参加だけで終わらせず、参加者同士が仲間となり、その後も地域で活動を続けていくことを目指す。今年度は、事業終了後も地域での活動につながる仕組みも一部で取り入れた。

 一方、昨年度の参加者は7割から8割が女性で、男性参加者の少なさが課題となっている。今年度は男性向け料理教室など男性をターゲットにした企画が加わっており、清水さんは「積極的に参加してほしい」と呼び掛ける。

 市によると、参加は原則として居住地域内の企画が対象だが、定員に空きがあれば他地域の企画に参加できる場合もある。清水さんは「事業所の皆さんと連携し、行政だけでは届かない視点を大切にしながら、地域の方の健康促進と日々のときめきやワクワクにつながる取り組みができることがうれしい。地域とつながり、生の声を聴きながら、より良い名張市をつくれるよう精いっぱい頑張りたい」とコメントした。

 参加対象は市内在住の65歳以上。全事業の紹介は広報なばり8月号(https://www.city.nabari.lg.jp/s010/110/080/010/2026/0808/20260729140551.html)や市ウェブサイト内の介護予防事業のページ(https://www.city.nabari.lg.jp/s031/090/030/201502052260.html)に掲載される。

 問い合わせは市地域包括支援センター(0595・63・7833)へ。


YOU紙面で参加者募集を特集

 8月8日付伊賀タウン情報YOU(921号)の10面と11面では、同市の一般介護予防の参加者募集について特集している。電子版(https://www.iga-younet.co.jp/2026/08/05/117665/)でも閲覧できる。

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