【商品を手にするメンバー=名張市美旗中村で】
「福祉だからではなく、本当においしいから選ばれるコーヒーを届けたい」。社会福祉法人名張育成会の就労支援事業「レインボークラブ」(三重県名張市美旗中村)で、オリジナルブランド「+NeoCoffee (プラスネオコーヒー)」の焙煎・販売事業が広がっている。
同ブランドは2025年11月に本格始動。単に作業メニューを増やすのではなく、福祉の枠を超えた「一つのビジネス」として挑んでいる。商品の価値を徹底的に高めることで、障害のある人たちの収入アップやプロとしての働きがいにつなげようと、コーヒーの焙煎に着目した。
得意分野を担当
現在は20代から50代の就労訓練メンバーが中心となり、就労継続支援B型と連携しながら、それぞれの得意分野を担当。豆の選別から焙煎=写真右、袋詰め、販売まで、息の合った分業で製品化している。商品はドリップバッグと焙煎豆を7種類ずつ用意し、信頼できるプロの焙煎士から毎週指導を受け、品質を磨き続けている。
立ち上げ当初から参加する坂本紀生さん (52)は「初めての挑戦ばかりで苦労もあるが、お客さまの喜ぶ顔を見られたり、仲間と達成感を分かち合えたりすることが本当にうれしい」と声を弾ませる。職員の久保克之さん (52)は「1杯のコーヒーを楽しんでいただくことが、メンバーの社会復帰や、自分らしい幸せの実現の応援に直結する。まずは私たちの取り組みに触れ、気軽にそのおいしさを味わってほしい」と期待を込める。
商品は施設内での販売の他、地域のイベントにも出品。インスタグラム (@plus.neo_coffee) でも情報を発信しており、作業見学も随時受け付けている。
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