【各スポットに立てるあんどんとポスターを手にPRする(左から)岩佐さん、清峰さん、辻さん、倉坂さん=伊賀市島ヶ原で】

 三重県伊賀市島ヶ原をぶらり散歩し、田舎暮らしの楽しさを味わってみませんか? 同地区の住民有志が、地区内の各スポットでそれぞれの個性を生かした1日だけのブース企画展「さとぶら」を5月25日に開催する。

 開催場所は、JR島ヶ原駅とその南側を流れる木津川との間に位置する「町区」で、旧163号沿いと旧大和街道沿いの店舗、公民館など全部で14スポットある。

 企画した「島ヶ原さとぶらプロジェクト」のメンバーは「人と交流する機会が年々少なくなっている。今回の企画をきっかけに、小さな地区の中にも多彩な趣味、才能を持った人が住んでいることを互いに認識し、内外にPRすることで少しでも地域が元気になれば」と話す。

 「お米deピザを作って食べよう」の料理教室を開催するのは倉坂惠美子さん(65)。「普段食べている米を使って簡単にできるグルテンフリーのピザは大人気」と話す。

 自宅の裏庭を開放して、オカリナとギターなどの投げ銭ライブを開く辻久美さん(65)は「季節の花の中で気持ち良く過ごしてほしい。知人のギャザリング作品も飾るコラボも予定」と話す。

 昨年、神奈川県から移住してきた清峰麻衣さん(41)は手作りの犬のおやつの販売や犬の健康相談にも応じる。「さとぶらは、地区の方と顔見知りになる絶好の機会」と喜ぶ。

 フルート奏者の岩佐絹枝さん(72)は、自宅でもある築400年の旧本陣を会場にグランドハープとフルートDuoの3人でミニコンサートを開く。「散策の途中に立ち寄って」と呼び掛ける。旧本陣の座敷では、煎茶の飲み比べ茶会も。

 この他、地酒「しまがはら元頭」の試飲・販売、野菜の販売、絵手紙ふたり展、更に町区公民館では百円コーヒーを楽しみながらダイヤモンドアート体験や手芸品、古着などのフリーマーケットも開かれる。

 4人は「駐車場も5か所あるので、多くの方にお越しいただきたい」と呼び掛けた。

 雨天決行。時間は午前10時から午後5時まで。

 問い合わせは岩佐さん(090・1562・2010)へ。〈PR〉

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