ヘリから降下 赤目滝で初の消防隊員投入訓練 名張消防・県防災航空隊

県防災航空隊員(左)とともにヘリから降下する名張市消防本部の職員=名張市赤目町長坂で

 消防隊員らに山岳遭難や景勝地での傷病者を救助する経験を積んでもらおうと、三重県の名張市消防本部と県防災航空隊は9月18日、同市赤目町長坂の赤目四十八滝渓谷で、防災ヘリに乗り込んだ消防職員3人が想定された現場に降下する訓練を初めて実施した。〈YouTubeで動画(https://youtu.be/bA9X3jCJkkY)〉

 同本部では、行楽シーズン前に警察などと合同で、防災ヘリや担架などを活用した搬送訓練を定期的に実施しているが、実際にヘリから職員が降下する訓練を実地で行うのは初めて。担当した職員は名張消防署消防救助室、指揮調査室、救急室から各1人で、事前に伊勢湾ヘリポート(津市)で訓練を受けているという。

岩窟滝近くの降下ポイントから無線で連絡を取る西浦さん(右)ら=同

 この日の訓練は、消防職員と同航空隊員ら約20人が参加して行われた。道に迷い熱中症になった傷病者が渓谷最奥部の岩窟滝付近にいることを想定し、防災ヘリの出動を要請。北に約7・5キロ離れたメイハンスタジアム(同市夏見)から、先に救助資機材を運び、続いて職員らを乗せて再び現場へ。約40メートルの高さで静止したヘリから、同滝上流のポイントへ隊員とともに1人ずつ降下していった。

メイハンスタジアムを飛び立つ防災ヘリ

 実際にヘリから降下した名張消防署救急室の西浦央さん(31)は「日頃防災ヘリの出動を要請することはあっても、実際に乗って降下することは良い経験になった。傷病者の容態について連携を密にし、正確に伝えることの大切さも実感した」と話していた。

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