第79回秋季東海地区高校野球大会の準決勝2試合が10月27日、三重県四日市市の市営霞ヶ浦第一野球場であり、県大会3位の近大高専(名張市)は静岡2位の常葉大菊川(菊川市)と対戦。5回まではエース同士の投げ合い、6回以降は乱打戦となったが、7‐10で競り負け、決勝進出を逃した。
勝てば来春の選抜大会に大きく近づく一戦で、近大高専は1、2回戦に続き左腕エース・池田怜司投手(2年)が先発。初回、相手投手の制球難に助けられ無安打で1点を先制するが、その裏に3連打で同点とされ、2回には連続長打で勝ち越しを許す。池田投手は4回まで毎回奪三振で粘り、1点差で5回を折り返した。

6回、近大高専は二死1、3塁から主将・中里将英選手(2年)、轟飛斗選手(1年)、山本旬人選手(2年)の3連続適時打で一挙4点。しかし、その裏に二死満塁から走者一掃の三塁打を許し同点に。7回には近大高専が谷口礼貴選手(1年)の左中間への2点適時二塁打で再び勝ち越すも、その裏に先頭から3連打で追いつかれ、更にスクイズ狙いの際にバッテリーエラーで逆転を許した。
池田投手は140球超えの力投も、疲れが見えてきた8回、連続四死球でマウンドを羽根琥珀投手(1年)に託す。羽根投手は最初の打者を三振に打ち取るが、2人目に中越え三塁打を浴びて2点を追加される。打線は8、9回と三者凡退に終わり、選抜大会出場を確実にすることはできなかった。

試合後、近大高専の伊藤康弘監督は「前半は我慢の展開になると思い、逆転されても落ち着こうと言い聞かせていた。左打者はセンターから逆方向へ、右打者はアウトコース中心になるのでそこを狙っていくように心掛け、後半はしっかりとらえて打つことができたが、相手も甘いボールを見逃さずに打ってきた。夏(準優勝)に続いて、あと1つというところで勝ちきれないのがうちの弱さだと思う」と語った。
また「大会を通じて対戦相手から学ぶことが本当にたくさんあり、一人ひとりが成長している姿が見られた。負けたことは悔しいが、本当に頼もしかった。もう一つ、二つと階段を上ってくれると信じて背中を押し続けたい」と選手たちをたたえた伊藤監督は「まだまだスケールは小さいので、体づくりも含めて冬の間にしっかり次の準備をしたい」と話した。

来春センバツ 東海地区は3枠
選抜大会の東海地区の出場枠は3校で、近大高専に勝った常葉大菊川と、この日の第1試合で掛川西(掛川市)を5‐4(延長10回タイブレーク)で下した日大三島(三島市)が有力とみられており、近大高専が選ばれれば、伊賀地域から初の甲子園大会出場となる。
常葉大菊川と日大三島の静岡対決となった決勝は、28日午前10時から四日市市営霞ヶ浦第一野球場で行われる。
※試合結果詳細は「伊賀・名張の高校野球応援ブログ」に掲載予定(準備中)





