宇陀市で初の「緊急銃猟」 クマの親子2頭を駆除

 奈良県宇陀市は10月27日、同市榛原内牧で、ツキノワグマの親子2頭を、自治体の判断で発砲を可能とする「緊急銃猟」で駆除したと発表した。同市内での緊急銃猟は初めて。

 市農林課によると、同日午前10時37分、地域住民から「イノシシ用のおりにクマの親子がかかっている」と連絡があった。市は県と協議し、おりが壊されて逃げ出す恐れがあるとして、市長の判断で緊急銃猟の実施を決めた。午後1時54分、おりの中の2頭に猟銃で計5発発砲し、同55分に死亡を確認した。

 駆除されたのはいずれも雌で、親は全長110センチ、体重36・5キロ、子は全長62センチ、体重6・5キロだった。

 付近では22日にも、空き家に設置していたアライグマ用のおりに子グマ1頭がかかり、薬剤で殺処分された。付近では蜂の巣箱が壊される被害も確認され、市は親グマが出没する可能性があるとして、住民に注意を呼び掛けていた。

 現場は国道369号沿いの山あいの地域。

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