地元建設会社が無償で撤去作業
今年4月27日の火災で本殿が全焼した三重県名張市平尾の宇流冨志禰神社で、焼け跡の撤去作業が行われた。作業を担ったのは、同市東町の総合建設会社「マルト建設」。通常なら数百万円程度の費用がかかるという撤去作業を無償で引き受け、地域に親しまれてきた神社の再建の第一歩を支えた。
火災は、1870(明治3)年築の木造平屋建て本殿(約50平方メートル)から出火。けが人はなかったが、焼け跡には焦げた柱やはりなどが残された。
撤去作業は7月下旬に実施。大型重機が入れない狭い境内で約1週間かけて行われ、作業員6人ほどが手作業や小型重機を使って慎重に進めた。

同社の杼森祐二代表取締役(52)は、子どものお宮参りや仕事上の地鎮祭などで長年世話になってきたことから、「地元の会社として何か力になれれば」と無償での作業を申し出た。中森孝榮宮司(76)は「神さまを思ってくれる方がいることをつくづく感じた。本当にありがたい」と感謝を述べた。
同神社では今後、宮大工による施工の見積もりを進めた上で、再建に向けた準備を本格化させる方針だ。








