【「憩いの森」の活用を目指す上髙原代表ら実行委メンバー=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市は7月31日、市役所敷地内にある「憩いの森」の維持管理や活用を市民団体「ばりフェス実行委員会」に委ねる協定を締結した。昨年4月の公民連携窓口設置後、公募型で初めて採択された公民連携事業。地域住民が集う交流拠点への再生を目指す。

協定書を手にする北川市長(左)と上髙原代表=同

 憩いの森は議会棟の南側にあり、広さ約1500平方メートル。協定期間は8月1日から1年間で、同実行委が清掃や除草、木の剪定などの日常管理に加え、市民向けイベントの企画・運営を担う。市は清掃用具の貸与やごみ回収、危険箇所の修繕、広報などで活動を支援する。

 同実行委は20代から50代の11人が所属。市役所前の市民広場などで地域の魅力を発信するイベント「BALI BALI NABARI fes」を2024年から年3回のペースで運営してきた。

 提案した「ばりこみゅガーデン事業」では、老朽化したベンチを修繕する他、果樹やハーブを植栽。月2回程度、園芸や交流イベントを開き、「まちの小さな庭」として誰もが気軽に立ち寄れる空間づくりを目指す。

 締結式で北川裕之市長は「若い世代が地域を元気にしようと先頭に立ってくれることをうれしく思う。地元に関わり続けたいと思えるまちを一緒につくりたい」と期待を寄せた。

 上髙原由佳代表は、昨年12月に憩いの森でイルミネーションを実施した際、「こんな場所があったのか」という声が多く寄せられたことを紹介。「ベンチを直し、木々を整えることで、もっと魅力的な場所になると感じた。市役所は市民にとって安心感のある場所。誰もが気軽に集える新しいコミュニケーションの場にしたい」と話した。

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