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連載 第10回:先進国の取り組み(英国・キャンサーリサーチUK)


▲店舗で働くバージェスさん
=写真提供

乳がん撲滅のための啓発活動が盛んな欧米。検診受診率も高く、乳がん死亡率減少にも成功している。YOU&RAKU取材チームは、今回ピンクリボン活動の先進国である英国の慈善活動団体、キャンサーリサーチUK(Cancer Research UK )の取り組みを調査。インターネットのテレビ電話を使い、活動を支えるスタッフへの取材を試みた。

さまざまながんへの研究助成をしている同団体。乳がんについては、予防のための情報提供や患者へのサポート、チャリティーウォークをはじめとする啓発イベントなどを開いている。その活動を支えるのは、国民からの寄付金やボランティアスタッフらが運営する店舗での収益。店舗では寄付されたリサイクル品やオリジナル製品などを販売している。

バーミンガムで同団体の店舗を運営するアーサー・バージェスさん(78)も、ボランティアスタッフの1人。検診によってがんを発見し完治したことから、ボランティアとして活動することを決めたという。

取材の中で日本の乳がん検診受診率、とりわけ三重県の受診率の低さを告げると、バージェスさんは、啓発活動の重要性を強調。「私ががんを克服できたのも、検診を受けるよう勧められ早めに受診したからです。皆さんも定期的に検診を受けてください」と話した。

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