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連載 第3回:セルフチェック

乳房健康研究会 岸さんに聞く [20歳を過ぎたらブレストケアを]

東京都中央区のNPO法人乳房健康研究会では、乳がんの早期発見を啓発する活動を行っている。同事務局で働く津市出身の岸まゆみさん(44)は、県の乳がん検診受診率改善のポイントは、女性がまず、乳がんは人ごとではないと認識することだと指摘する。そこで、岸さんに効果的なブレストケアなどについて聞いた。

「セルフチェックを習慣に…」と語る岸さん=津市内にて
「セルフチェックを習慣に…」と語る
岸さん=津市内にて

乳がんの早期発見のために、同法人では、セルフチェックを勧めているそうですが。
岸さん 年に一度のマンモグラフィやエコーでの検診とともに、月に一度、セルフチェックをしてほしいと思います。

セルフチェックはいつ行えばいいですか?
岸さん 生理が始まって1週間後、乳房の張りがなくなった時がベストです。閉経後の人は、日を決めて行うと良いと思います。これを毎月の習慣にしてほしいです。

セルフチェックが有効なのはなぜですか?
岸さん 毎月行うと、自分の乳房の状態が分かり、異常を早く見つけられるからです。少しでも異常を感じたら、すぐに専門医に診療を受けてください。

乳がん検診についての意識調査をされたそうですが。
岸さん 昨年8月に首都圏で20代から60代までの約400人の女性を対象に行いました。その結果、セルフチェックをしている人がまだ40%に満たないことが気になります。やり方が分からない、という人が20代に多いので、若年層への啓発活動も課題になると考えています。

活動をされる中、感じたことなどをお聞かせください。
岸さん 働き盛りの世代ほど、自分のことが後回しになりがちです。自分の乳房、自分の体にもっと関心を持ってほしいと思います。

セルフチェックを習慣に

セルフチェックを習慣に

参考「チャートでチェック!乳がん検診 私はどこに行ったらいいの?」

YOUよっかいち