名探偵・明智小五郎初登場の喫茶店を再現へ 乱歩生誕地の名張でCF

改装を計画する古民家を紹介する辻さん=名張市新町で

 名探偵・明智小五郎が初めて登場した江戸川乱歩(1894-1965)の小説「D坂の殺人事件」。その舞台となった喫茶店「白梅軒」を再現しようと、乱歩の生誕地・三重県名張市で10月19日、クラウドファンディング(CF)が始まった。昨年11月に「江戸川乱歩生誕地ミュージアム」(同市新町)を開館した辻孝信さん(66)らの有志団体「乱歩と名張」が企画。ミュージアム向かいの空き家を改装し、乱歩ファンの新たな憩いの場を作る。

 白梅軒は、小説の冒頭で語り手の「私」と明智が出会う舞台。2人は窓際の席に座り、通りの向こうの古本屋で起きた殺人事件をきっかけに推理を始める。

 計画では、支援総額が第1目標の500万円に達すれば、初瀬街道に面した1階部分と外観を改装。窓際に2人並んで座れる席を設け、レトロな雰囲気の中でくつろげる空間にする。800万円に到達すれば水回りを整備してドリンクを提供し、1200万円で厨房や客席を整える。

 返礼品は5000円から50万円までの12コース。ステッカーや紅茶セットの他、明智が作中で着ていたものをイメージした縞の浴衣など、オリジナルグッズを用意する。

 ミュージアムは、生誕地に立つ旧医院と旧院長宅を改修して公開。予約制だが、開館後の来館者は約500人に上る。辻さんは「ミュージアムを一歩出た先にも、乱歩さんの物語の雰囲気を広げていきたい」と話した。

 CFは11月30日まで。詳細は特設ページ(https://readyfor.jp/projects/rampo2026)へ。

 問い合わせは「乱歩と名張」(0595・68・0880=カップオブティー内)まで。

– 広告 –

– 広告 –