三重県警伊賀署は10月15日、特殊詐欺被害を未然に防止した三十三銀行上野支店(伊賀市上野東日南町)と行員の松岡萌里さん、柳澤由子さんに感謝状を贈った。同支店では7月にも被害を防いでおり、清水浩之署長が上村英明支店長に優良事業所に認定する表彰楯を手渡した。
同署によると、犯行の手口は「オレオレ詐欺」で、犯人から指定された口座に現金358万円を振り込むよう指示された市内の60代女性が9月1日に来店した。女性は「海外に住んでいる息子の妻を名乗るLINEアカウントから大量の外国紙幣の動画が送られてきた。受け取るために関税とマネーロンダリングではない証明書のお金を支払う必要がある」などと申し出たという。
対応した松岡さんは金額が大きいことや振り込みの目的を聞いて不審に思い、上司の柳澤さんに相談。警察に通報した。松岡さんは「お客さまの資産を守れてよかった。少しでも違和感や不審な点があれば、上席への相談を徹底したい」、7月に続き感謝状を受け取った柳澤さんは「振込先の口座を調べたら実在しない会社名だった。お客さまが詐欺被害に遭わないよう、今後も根気よく説得していきたい」とそれぞれ話した。
県警では今年4月から、1年以内に詐欺被害を複数回防いだ事業所を表彰しており、伊賀署管内での認定は同支店が初めて。






