【亀山さん】

亀山智行さん(34)

 三重県伊賀市新堂の「はり灸くつろぎや」の院長。「はりときゅうの力で、予防医学を実現したい」と思いを語る。

 同市出身。大阪薬科大学(現・大阪医科薬科大学)を卒業後、薬剤師として滋賀県の病院で5年間勤務した。がん病棟でさまざまな患者と向き合う中、「病気になる前に何ができるか」を強く意識するようになった。

 幼少期から、はり・きゅう師として働く父の姿を見ていたが、若いころは関心を持てなかった。しかし、職場の医師から漢方を学んだことで東洋医学の奥深さに魅力を感じ、父と同じ道を目指す決意をした。

 病院を退職後、日中は薬局で勤務し、夜は専門学校に通う生活を3年間続けた。心身の疲れと向き合う中で、メンタルにも働きかけるはりときゅうの力を感じた。

 卒業後は地元に戻り、父が働く整骨院で2年間修行。そして今年5月に独立開業した。

 「静けさの中で、心と体を養う」をコンセプトに、穏やかな環境で心身の調和を目指す施術を大切にしている。患者が気軽に来院できるよう、親しみやすいエプロン姿で迎える。

 趣味は漫画やアニメの鑑賞で、2人の子どもと一緒に楽しむのが何よりの息抜きだ。

【私のお気に入り】何度も繰り返し読んだという漫画「宇宙兄弟」。「心に刺さる言葉がたくさんある」といい、自身のバイブルになっている。
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