三重県名張市の戦没者追悼式が10月15日、同市松崎町のエナジーウィズホールで営まれた。各地区の遺族会関係者ら約300人が参列し、祭壇に白菊を献花した。
市によると、同市では西南戦争から第二次世界大戦までの間に1190人が犠牲になった。
北川裕之市長は式辞で、戦艦大和の乗組員だった父親が戦地から家族に宛てた手紙を最近になって見つけた出来事に触れ、「当時の父の気持ちを思うといたたまれない」と語り、「武力によって問題の解決を図ることは許されない。平和で心豊かな名張と、世界の恒久平和のために今後も尽くしていきたい」と述べた。
父親をビルマ(現ミャンマー)の戦地で亡くした市遺族連合会の若山春男会長(83)は「当たり前にある平和と繁栄は、戦没者たちの犠牲のもとにある。これからの未来を担う次世代に平和の尊さを伝えていきたい」と追悼の言葉を述べた。






