巻き貝や二枚貝の化石発掘 出前授業で体験 伊賀つばさ学園

北田さん(右)から教わりながら化石を探す生徒ら=伊賀市で

 三重県立特別支援学校伊賀つばさ学園(名張市美旗町南西原)中学部の生徒37人が10月9日、伊賀市大山田地区の服部川で化石の発掘体験をした。木津川上流管内河川レンジャーによる出前授業で、生徒らは千枚通しやハンマーなどを使って化石の含まれた石を掘り出していった。

 この日は最初に大山田B&G海洋センター(同市平田)で、河川レンジャーの須藤怜さんと、「伊賀盆地化石研究会」会長の北田稔さんが、伊賀地域や県内でどんな化石が見つかっているかなどを解説した後、巻き貝やサメの歯、恐竜の卵の一部など化石の実物を生徒たちに見せていた。

巻き貝の化石が含まれた岩を手にする生徒=同

 その後、生徒たちは教職員とともに数百メートル離れた服部川の河原へ徒歩で向かい、長靴や手袋を装着。足元に注意しながら川岸へ下り、須藤さんと北田さんの手ほどきも受けながら、貝などの化石が含まれる泥岩を数十センチの長さで掘り出していった。泥岩のかたまりを同センターへ運んで土を除去し、巻き貝や二枚貝の形が現れると、生徒たちは嬉しそうな表情で化石を眺めていた。

 今回採取した化石は数百万年前の鮮新世のものと考えられるそうで、生徒の一人は「掘るのは力が要って大変だったけど、化石が出てきてうれしい。家に飾りたい」、北田さんは「昔この地にどんな生物がいたのか、化石を通じて興味を持ってもらえたら」と話した。

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