三重県名張市は、デジタルマーケティングなどを手掛ける「デイアライブ」(本社・京都市)の川口政樹さん(53)を観光戦略の策定やデータ分析などを支援する「副業型地域活性化起業人」に委嘱した。
川口さんは津市出身で、県職員として28年間勤務。2016年以降は観光関連の部署や県観光連盟に所属し、観光誘客や情報発信、観光DXなどを推進した。24年に現在の会社に転職し、戦略コンサルティング・組織開発事業部マネージャーとして、各地のDMO(観光地域づくり法人)の登録や人材育成の支援などに携わっている。
10月1日に名張市役所で委嘱状の交付があった。市観光協会はDMOの登録に向けた準備を進めており、北川市長は「専門的な立場からサポートをいただき、できるだけ早く登録を取得して次のステップにチャレンジしたい」と期待した。
川口さんは同市の観光について、赤目四十八滝を訪れた客を他の観光地に回遊させる点や、魅力の発信に課題があると指摘。自治体や観光協会が自ら情報発信するだけでなく、訪れた人にいかに発信してもらうかが重要との考えを示した。「まずは観光協会がDMOとして登録されるよう尽力したい」と述べ、「地域の事業者をまとめて引っ張る存在になるよう、サポートしていきたい」と話した。
地域活性化起業人は、都市部の企業人材が地方自治体の業務に携わる制度で、国が経費を支援する。









