「お花を世界に広めたい」。三重県名張市美旗町南西原の豊岡真由美さん(41)は、そんな思いからプリザーブドフラワーを中心とした作品を作っている。レジンやハーバリウムなども採り入れ、花の魅力をさまざまな形で伝えている。
大阪で生まれ、名張で育った。10年ほど前、「自分で何か始めたい」と模索していた時、インターネットでプリザーブドフラワーの存在を知った。フラワーアレンジやハーバリウムの資格を取得し、「Flower Dream」の屋号で活動を始めた。
工場や介護福祉施設で働きながら、娘の詩彩ちゃん(1)を育て、マルシェへの出店など精力的に活動している。
「プリザーブドフラワーは一般的に高いイメージがある」といい、材料を直売所で仕入れるなど工夫。手に取りやすい価格と、一人ひとりの思いに寄り添うことを大切にしている。花の脱色や乾燥、色付けも自身で行っている。バラ、カスミソウ、アジサイを中心に、1つのプリザーブドフラワーを仕上げるには約10日かかるという。
オーダーは季節の行事や退職、入学などの祝い事が多い。贈る相手の年齢や花言葉、色が持つ意味などを考えながら、希望を丁寧に聞いて仕上げる。「納得がいかずアレンジを繰り返すうちに、思いがけない発見をすることもある」と笑う。体験も随時受け付けており、「作って良かったと喜んでもらえることがうれしい」という。
新作は「妖精」
プリザーブドフラワーの魅力は「何と言っても水やりなどの世話が要らないこと」。生花とは違う色や質感を長く楽しめるという。
新作は「月を眺める妖精」をイメージした作品。白と青のバラ、白いアジサイを合わせ、こけで丘の風景を表現。ライトをともすと月を見上げる妖精を思わせる。ペガサスをイメージしたペア作品にも取り組んでいる。
10月のマルシェ出店に向け、クリスマスリースなどの制作も進めており、活動の様子はインスタグラム(@flowerdream604)で発信している。豊岡さんは「将来は自分の店を持ち、お年寄りから子どもまで、ワイワイしながら作っていけたら。『これだ』と思えるものを作っていきたい」と話した。










