「信頼される仕事を」上野税務署長・小木曽さん

上野税務署長の小木曽さん

 三重県伊賀市と名張市を管轄する上野税務署長に小木曽公彦さん(56)が 7月13日付で着任した。三重県内での勤務は初めて。「納税者から感謝され、信頼される仕事をしていきたい」と抱負を語る。

 出身は岐阜県多治見市。1995年に名古屋国税局へ入局し、昭和税務署(名古屋市)の管理徴収部門に配属された。以来31年にわたり、岐阜、愛知、静岡の3県で税務行政に携わってきた。国税の管理や滞納整理を担う管理運営・徴収部門、予算管理や物品などの調達を行う会計課などの勤務経験が長いという。同局徴収部国税訟務官や同局総務部営繕監理官を経て、現職に就いた。

 特に印象に残る仕事として挙げるのが、2011年の東日本大震災への対応だ。当時は名古屋国税局会計課で物資調達を担当。水や簡易トイレ、毛布、医薬品などの支援物資を被災地へいち早く送るため、輸送ルートの確保や運送業者との調整に奔走した。震災から年月が経った今も「名古屋が一番早く届けてくれた」と被災地の関係者から感謝されることがあるといい、「そう言ってもらえるのは本当にありがたい」と振り返る。

 伊賀を訪れたことは家族旅行などであったが、暮らすのは今回が初めて。実際に住んでみると、買い物先などで触れる人々の言葉の柔らかさに驚いたといい、「単身赴任の身にはほっとする」と話す。改修された伊賀市中央図書館の空間づくりにも感銘を受けたという。

 趣味はウォーキングやジョギング、山歩き、卓球など。赤目四十八滝や青山高原などを巡ることを楽しみにしている他、地元の酒蔵巡りにも意欲を見せる。名張のブドウは3時間並んで買い求めたといい、「本当においしかった」と笑顔。着任早々、伊賀・名張の暮らしと味覚を楽しんでいる。

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