観阿弥ゆかりの名張　11月に記念の能楽公演　整理券9月1日から

　能の大成者・観阿弥（1333-84）が創座した地とされる三重県名張市。「名張能楽公演」が11月18日午後2時から、同市松崎町のadsホールで開かれる。観覧無料だが、事前配布の整理券が必要。

　1969年に設立し現在は約80人の会員が所属する市観阿弥顕彰会（山中功会長）の創立55周年記念事業と、市制施行70周年記念事業を兼ねて開催する。

　公演では、仕舞「自然居士」に片山峻佑さん、狂言「寝音曲」に茂山七五三さんと宗彦さん、能「融・思立之出　舞返」に片山伸吾さんと有松遼一さんなどがそれぞれ出演する。開演30分前に始まるプレステージでは、名張子ども狂言の会が狂言「口真似」と小舞「うさぎ」を披露する。

　整理券は市役所（鴻之台1）3階の市教委文化生涯学習室で9月1日から、500枚限定で配布する（1人4枚まで）。

　この他、公演に先立って事前学習会が10月14日午後1時から、市武道交流館いきいき（蔵持町里）で開かれる。参加無料、定員先着30人。公演の整理券を受け取る時に申し込む。

　問い合わせは同室（0595・63・7892）まで。