伊賀市立中学の新制服デザイン　市役所でお披露目展示

　三重県伊賀市でこのほど、市立9中学校で2024年4月から導入される新しいブレザー型制服のデザインが決定した。8月21日から同市役所正面入り口でお披露目展示されている。9月15日まで。

　同市教育委員会は、「性差にこだわらない多様性への対応」などに配慮し、4月から5月に「新制服デザイン総選挙」を実施。導入対象の9中学校と校区内の小学校で3種類の制服を巡回展示し、中学生と小学5、6年生、教職員、児童生徒の保護者らにウェブ投票を募った。

　投票の結果、落ち着きのある濃紺色のジャケットと、色がグレーでチェック（格子）柄のスラックスとスカートの組み合わせが、4425票のうち1611票を獲得して採用された。ボタンも4種類の中から投票で決まり、ローマ字で伊賀市の頭文字「I」をイメージしたデザインが、他の候補の得票を大きく引き離して人気を集めた。

　すでにブレザー型の制服を導入している上野南中を除き、9中学校が新制服を導入するが、リボンやネクタイの色は学校を区別するため異なり、各校の意向を確認して決めた。