値上がり分の半額支援　LPガス料金　9月まで月額400円　伊賀市

　三重県伊賀市は4月3日、LPガス（液化石油ガス）料金高騰の影響による負担軽減策として市内の6割にあたる約2万6000世帯に対し販売業者への補助を通じて9月までの使用料金を1世帯あたり月額400円、6か月間で最大2400円を支援すると発表した。

　財源は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金で、予算額は事務費200万円を含め6440万円。市議会3月定例会で可決した追加補正予算に盛り込んでいた。対象には市内の住宅団地で採用する導管供給方式のコミュニティーガス利用者も含まれる。

　商工労働課によると、津市と伊賀地区のLPガス料金は昨年10月1世帯あたりの月額（10立方メートル）が税込み8543円、前年同月が7711円。市が県LPガス協会を通じて市内の販売業者に補助金を交付し、値上がり分の半額を負担する。