国道沿い青空市場「うにの丘」25日閉店　出荷者高齢化などで

　三重県伊賀市蔵縄手の国道368号沿いにある青空市場「野菜･果物･花市場　うにの丘」が、出荷者の高齢化などを理由に、12月25日で閉店することになった。同日までは通常通り、土、日曜の午前9時から正午まで営業を続ける。

　今年で15周年を迎え、地元の古山地区や近隣で採れた野菜、果物、花などを販売。年数回開かれる「たけのこ祭り」などのイベントではフリーマーケットや手作りマルシェも開催するなど、にぎわってきた。

　近年は出荷者の高齢化に伴って商品数が激減し、店舗継続が難しくなっていたという。

　同市場の山下吉男会長は「お客さまの支えにより、15年もの間、店を開くことができた。とても残念だが、断腸の思いで閉店を決めた。長い間のご愛顧に感謝したい」と話した。

2022年12月10日付833号13面から