精密な人物画　長船さん個展　22日から伊賀市のギャラリーで

　対象の内面に迫るような精密な人物画や、手に取れそうな静物の作品など、三重県内外や海外でも作品展を開いてきた、名張市桔梗が丘5番町の画家、長船侍夢さん（53）の個展が、10月22日から同30日までギャラリー是空（伊賀市上野丸之内）で開かれる。入場無料。

　公募展や地元でのグループ展などへも精力的に出品しており、同ギャラリーでの個展は2度目。ミニチュアサイズの小品から150号まで、人物、静物に風景も含め、この2年間に制作した25点ほどを展示する予定。

　「慧眼」と題した作品は、無光･無音の世界にいる憂いを帯びた少女と、その周りで見守るように存在する羊（平和の象徴）を対照的に描き、奥行きを感じさせる仕上がりに。「真実は作中にのみ発見することができる」と語る長船さんは「日常の何気ない風景だが、見て頂いた方が作品の世界にスーッと入っていき、何かを感じ取って頂けたら」と話した。

　時間は午前11時から午後6時まで。

　問い合わせは同ギャラリー（0595・21･8818）まで。

2022年10月22日付830号11面から