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がん相談「おしゃべりサロン」発足1年

 三重県伊賀市上野桑町の岡波総合病院で奇数月の第3土曜午後1時から、1階の食堂を会場にがん患者と家族のために開かれている「おしゃべりサロン」が1年を迎え、がん患者らの心のよりどころになっている。

 2010年の3月に発足した同サロン。参加は無料で、申し込みも不要。現在男女15人が登録し、開催日には、5人から10人の患者とその家族が参加している。

 伊賀地区でただ1人「がん看護専門看護師」の資格をもつ中滉子さん=写真=とボランティアの女性2人が、それぞれに抱え込んでいる悩みに親身に耳を傾ける。

 患者同士でも、病気に直面した不安な気持ちを共有することで孤独感を乗り越えていくといい、サロンにアドバイスに来る患者もいるという。更に患者の家族も看護の苦労などを話すことで気持ちが楽になると好評だ。

 患者が笑顔を取り戻す様子を見守ってきた中さんは「一人で悩まないで気軽に参加して」と笑顔で話す。

 また、2011年6月18日(土)午後1時から、津市の三重県総合文化センターで、国立がん研究センター名誉総長の垣添忠生さんが、がんを患った妻との闘病生活を語る講演会「妻を看取る日」がある。中さんは「がんに直面している人にぜひ足を運んでほしい」と参加を呼び掛けている。

 問い合わせは岡波総合病院医療福祉相談室 0595-21-3135まで。

伊賀タウン情報YOU 2011年5月前半(555)号」より

   
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