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40代、50代が8割 検診無料体験イベント

県内17か所で一斉に開かれた「乳がん(マンモグラフィ)検診無料体験イベント」の受診者数などを、主催した三重乳がん検診ネットワークがこのほどまとめた。

 同イベントは、過去に乳がん検診を受けたことのない人を対象に、検診の重要性を呼び掛け、継続的な受診を促すことを目的とした県内初の取り組み。10月9日に名張市夏見の寺田病院などであった。

 当日の受診者の総数は383人。うち精密検査が必要な「要精検者数」は40人で、要精検率が10%を超えた。年代的には死亡率が高いとされる40代、50代の受診者が全体の80%を占めた。実施区域が県内広域であったことや、実施日が土曜日だったこと、参加費が無料だったことなどが関心を集めた理由とみられる。

 また、実施医療機関の受診者アンケートには「思ったより簡単だった」「健康を意識するきっかけとなった」などの感想が多かったという。

 同ネットワーク事務局の松尾みち子さん(61)は、「乳がん検診だけでなく他の検診も受けていない参加者が多かったと聞いた。今回の検診を機会に自らの健康管理に役立ててもらえれば」と話していた。

伊賀タウン情報YOU 2010年12月前半(545)号」より

   
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