NPO法人乳房健康研究会（東京都中央区）は、このほど、設立10周年を記念するイベント「ピンクリボングローバルカンファレンス2010」を東京都千代田区内で開いた。イベントには三重乳がん検診ネットワーク（竹田寛理事長）など全国32のピンクリボン運動団体などが集まり、これまでの活動や今後の課題を話し合った。

　当日は情報を広く共有しようと、米国や韓国などのピンクリボン運動を紹介する講演や国内の運動についてのパネルディスカッションなどがあった。

　また、乳がん検診受診率向上に関するグループディスカッションには、同ネットワークの小林茂樹医師が参加。受診率向上に合わせて受け皿となる病院の確保や検診の質の向上が必要であることを指摘し、三重県が進めている乳がん検診施設の調査などについて報告した。小林医師は「ここで得た情報を今後の活動に役立てたい」と話していた。

「伊賀タウン情報YOU 2010年11月前半（543）号」より