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ワーキンググループ設立

受診率50%目指し 県内の医師や技師らで

 三重乳がん検診ネットワーク(津市江戸橋)は今年度から、県の委託事業として「乳がん検診等受診率向上事業」を開始した。さる5月には事業を推進するワーキンググループを設立。受診率や精度の向上を図るとともに、検診の実態を調査する。


▲ワーキングループの様子=津市江戸橋で

 乳がん検診受診率は毎年上がっているものの、2008年の全国平均は14・7%、三重県は14・6%と未だ低い水準。同事業では2年間で、国が目標とする50%以上の達成を目指すという。

 今回立ち上げられたワーキンググループは、26人。同ネットワークメンバーや県内病院の医師や技師を中心に、市町や県内企業からも数人が参加する。統括するのは三重大学附属病院の竹田寛病院長と同大学の小林茂樹医師。

 さる5月20日には同大学で初会合が開かれた。会合では今年度実施する主な事業として@イベントの開催A検診施設などの状況把握B女性特有のがん検診推進事業の検証CHPでの情報提供D市町と企業検診受診率の調査E市町の制度管理状況調査と結果公表F検診機関の精度管理状況調査と結果公表の7点などが説明された。

 統括する小林医師は「県内の乳がん検診の実態を県民に公表し、質の高い検診を常に目指していきたい」と話していた。

伊賀タウン情報YOU 2010年6月前半(533)号」より