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女性特有のがん検診推進事業

 昨年度スタートした「女性特有のがん検診推進事業」が、今年度も引き続き実施される。県は同事業を受診率向上に役立てる意向だ。

 

 同事業は、子宮頸がんと乳がんの早期発見と啓発を目的に昨年度初めて実施され、継続が期待されていた。国は、今年度も特定の年齢に達した女性に対し、実施を決定。対象者には各市町から検診手帳と無料クーポン券が送付される。

 各市町は、2010年4月20日を基準日として対象者(下表)を選定。対象者は手帳に記載された市町契約の検診機関で受診する。子宮頸がんは子宮頸部の細胞診、乳がんはマンモグラフィ検診など。

 全国平均を下回っていた県の乳がん検診受診率は、08年度は14・6%と全国平均の14・7%にほぼ近付いた。また、昨年の同事業開始以降、対象年齢以外の県民からも検診についての問い合わせが増加。県は同事業を更なる検診に対する意識向上につなげたいと考えている。

 県健康福祉部健康づくり室の田中幸夫主事(36)は「昨年の事業の検証を行い、今後の事業に生かしたい」と話した。

伊賀タウン情報YOU 2010年5月前半(531)号」より