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「リボンズハウス」三重大附属病院内

交流や情報収集 役立てて

 患者同士の交流や地域の人たちの情報収集に役立ててもらおうと、三重大学医学部附属病院(津市江戸橋)内に開設された「リボンズハウス」が評判だ。常駐スタッフががん看護専門看護師や医療ソーシャルワーカーと連携し、相談などにも応じている。

中村さん(左)とタオル帽子を持つ医療ソーシャルワーカーの鈴木志保子さん

中村さん(左)とタオル帽子を持つ医療ソーシャルワーカーの鈴木志保子さん

自由に利用可

 「リボンズハウス」は、がん患者の生活を支援するNPO法人「キャンサーリボンズ」(東京都中央区)が全国に広げようと働きかけ、同病院が賛同。今年1月、診察室を改装して開設した。全国では8番目となり、がん関連書籍やパソコンも設置され、自由に利用できる。3か月に1度は患者同士の語り合いの場となる「なごみサロン」も開いている。

タオル帽子寄贈

 施設内に展示しているタオル地の帽子は、ボランティアなどによる手作りで、抗がん剤の脱毛に悩む人たちのために贈られたもの。季節を問わず使いやすいと患者たちに大変好評だという。
 がん看護専門看護師の中村喜美子さんは「誰でも気軽に利用してほしい。今後もニーズに応じて発展させたい」と話していた。
 問い合わせは同病院医療福祉支援センター 059-232-5434まで。

伊賀タウン情報YOU 2010年4月前半(529)号」より