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【県がん相談支援センター】開設2年 情報共有の窓口に

2010年2月28日 津市でフォーラム

  津市桜橋の県がん相談支援センターがこのほど、開設2年を迎えた。これまでに電話や面談で寄せられた相談のうち最も多かったのは「乳がん」で、昨年は全体の25%に上ったという。同センターではサポートの充実を図ろうと、定期的に勉強会なども実施しており、2月に開く「がん患者とサポーターの集いフォーラム」に向け準備を進めている。

  同センターは、月1回開く相談員の勉強会の他、年に1回、医師や看護師、ケアマネジャーなどが意見交換をする勉強会を開いている。乳がんに向き合うには、医療と福祉が連携し情報を共有する必要があると考えるからだ。北村周子センター長(52)=写真=は、「悩みを話せる人がいない、日常生活に関する情報が欲しいといった相談にもしっかり対応できる窓口でありたい」と話す。

的確にアドバイス

  また、毎月第2木曜に開く「おしゃべりサロン」には、医師や看護師、患者会のメンバーらがボランティアとして参加。相談内容に応じて的確なアドバイスができるようにしている。

  2002年から続けている「がん患者とサポーターの集いフォーラム」にも毎回相談ブースを開設している。8回目となる今回は、乳がん相談が増えているため、前回1か所だったブースを2か所に増設。医師と看護師、患者会会員らが加わりサポートにあたる。北村さんは「ぜひ多くの方にお越しいただきたい」と参加を呼び掛けていた。
 フォーラムは2010年2月28日(日)午前11時半から、津市羽所町のアスト津で。淀川キリスト教病院ホスピス主任看護課長の田村恵子さんによる講演「がんと共に生きる―自分であることを大切に―」の他、がんの部位別相談会などがある。参加無料。

  問い合わせは、県がん相談支援センター 電話059-253-3550まで。

伊賀タウン情報YOU 2010年2月前半(525)号」より